2024年 さっぽろライラックまつり「らいらっく茶屋」出店

爽やかな風が吹く中 今年も初夏の訪れを告げるライラックまつりが行われました。
日本茶インストラクター協会北海道支部では、今年も札幌市観光協会の依頼を受け大通公園5丁目で、5月15日(水)〜17日(金)の3日間「らいらっく茶屋」を出店致しました。
出店内容は、手揉み茶の実演、手揉み茶の呈茶、新茶3種の飲み比べ、お茶の販売です。

手揉みの実演はブースの中央に焙炉を設置し、道行く人へも手間ひまかかる手揉みの技をアピール出来たと思います。
以前飲んだことがあり、また飲みたいと足を運ばれた方もいらっしゃいました。

呈茶席では、お菓子付きで、手揉み茶は温度を変え2煎飲んでいただきました。反応はとても良く、中には感激されて、なんと涙を流された方もいらっしゃったそうです。

新茶3種の飲み比べは、宇治茶、知覧茶、嬉野の釜炒り茶の順に飲んでいただき、最後に好みのお茶を尋ねると、面白いように好みがバラバラに分かれたそうです。
普段飲むことのないお茶にも触れ、新たな発見をされる方も多かったようです。
中でも釜炒り茶は初めて飲む方が大変多く、皆さん新鮮な驚きと喜びに溢れていたと、嬉しい言葉も聞きました。

今年の呈茶席は、手揉み茶はスタート時間を決めて、新茶は待ち時間を作らずすぐにご案内で、それぞれの受け入れをバランスよく行えたのではないかと思います。

お茶の販売は、手揉み茶と各茶産地の新茶などを揃え、お茶入りお菓子も出しました。売れ行きも大変好調で、特に茶席で飲まれたお茶を買って行く方が多かったです。

また、茶種別展示コーナーも設け、10種以上の茶葉を拝見盆に並べ、待ち時間の合間などに自由に見ていただきました。中でも珍しい碁石茶には興味津々の方が多かったです。
今年もこのイベントを通じて、お茶の世界の奥深さを感じていただけたのではないかと思います。

来場者は外国人がとても多く、もっと語学力を身に付けなければと痛感した3日間でもありましたが、観光客も多く、期間中お天気に恵まれたことも重なり、連日200名を超える多くの方が来店され、大盛況で終えることが出来ました。

今後も日本茶インストラクター協会の活動と共に日本茶文化の魅力を多くの方々へ伝え続けたいと思います。

2024 らいらっく茶屋 担当 中島由布子